ZAB 一般社団法人全国空き家バンク推進機構

ZAB 空っぽの資源を笑顔で満たそう

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ZABが実現したいこと。

日本全国、様々な土地で、いろんな生き方・暮らし方があります。
私たちは、そんなお一人おひとりを応援したい。その地域でがんばる人たち、生を創る人たちに寄り添いたい。そんな素朴な思いから、この組織は生まれました。
私たちZAB(全国空き家バンク推進機構)は、国難と言われる空き資源(空き家・空き地・空きビル・空きスペース・廃校等)の利活用を通じて、地方創生・公民連携の実現を図ります。

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ZABとは

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ZABの人たち

2017年6月27日に設立し、2018年4月1日から本格的に事業を開始しました。
理事長は、樋渡 啓祐(元佐賀県武雄市長)です。
行政経験者・学識経験者・企業経験者をバランス良く配し、事務局を自治体職員で構成しているところが、唯一無二ともいえるZABの特徴です。
理事等紹介

ZABの役割

国・自治体・企業のつなぎ役として、地方創生・公民連携の推進を図ります。具体的には、全国空き家・空き地バンクを活用した空き家問題の解決や、空き家に留まらない「空き資源」全般を通じた地方創生事業の推進、自治体に対する空き家に関わる知見や、ノウハウの共有、自治体と民間企業のマッチングによる新規ビジネス、プロジェクトの組成、関係団体と連携した調査・研究や提言など、そのまちの課題解決につながるものであれば、何でも担って参ります。 ZAB紹介資料[pdf]

流れ

  • 1.ZABへ連絡

    自治体・企業(トップから担当者まで、どなたでも)からZABへご連絡

  • 2.ヒアリング

    空き家を含む「空き家・空き資源」に留まらず、解決したい課題あるいは課題になる前の状態を教えてください。

  • 3.取組開始

    ZAB連携企業のノウハウ等を活用し、課題解決に向けてご提案し、伴走します。

コラム

\ ほぼ月曜日更新 /

(第二十九回)マスクを着ける理由

2020.5.3

いけ

いけ 別府生まれ・別府育ち。趣味は海鑑賞・ヨガ・寝ること。

先週金曜日、日テレ『アナザースカイ』に小山薫堂さんがご出演されていた。
小山薫堂さんといえば、“くまモン”の生みの親であり、数々の斬新な番組を世に送り出した放送作家であり、映画『おくりびと』では日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した脚本家である。私の最初の記憶は、国民的人気番組となった『料理の鉄人』。深夜眠い目をこすりながらもこの番組を観ることは、当時小学生だった私たちの間のちょっとしたブームだった。
さて、京都を舞台にした“アナザースカイ”は、薫堂さんの日常生活や世界観を存分に感じられ、外出ままならない日々の中でちょっとした小旅行をしたような気分に浸れた。
ところが、番組の最後、ソーシャルディスタンスを守るスタジオに切り替わるや否や、私は一気に現実に引き戻された。そんな視聴者の心を読んでいるかのように、薫堂さんは「STAY HOME」ではなく「ENJOY HOME」という言葉を使って番組を閉じた。

 

言葉や音の響きは、「現実」の切り取り方をも変える。

 

「緊急事態宣言1か月延長」というニュースを聴き、予測していたとはいえ、かすかな期待もあったのか、正直気持ちが沈んだ。
生活の変容が求められるようになって、約2か月が経過した。以前に比べると、様々な現実を受け入れられるようになった気もするが、どれほど痩せ我慢しても、不安や閉塞感を抱き続けていることは変わらない。とはいえ、どうしようもない“この現実”において、まずは私自身が心身共に健康でいること。そして、自らの職務を遅滞なく遂行すること。そして自分の仕事が、少しでも誰かの力になれるようにすること。そんな「自分にできること」を常に問いながら、一日一日を過ごしている。

 

まだまだ“ENJOY”にはほど遠いけれど、家での過ごし方にも少しずつバリエーションが出てきたように思う。正月休みでも手をつけないような押し入れの奥の奥まで掃除をしてみたり、なんとなくストックし続けていたオシャレな食材たちを使ってみたり、ヘビロテ気味だった料理のバリエーションを増やしてみたり、積読していた本を少しずつ読み進めたり、あと、オンライン会議で自室が映り込むので、目隠しに大きな観葉植物を配置してみたり。これまではバタンキューで眠るだけだった家が、時間を過ごすことを目的とした「居心地の良い空間」へと変わりつつあることは、予想外の収穫だった。

 

ベランダに出ることも増えた。
2年半前、ZABに出向するため東京に引っ越すことが決まり、いくつもの物件を見て回った。今の部屋は、図面を見ただけの関係だったが、その日当たり良さそうなベランダに直感的に惚れ込んだ。
しかし、そんなベランダも日々の仕事や子育ての忙しさに追われ、気がつけば2年半もの間放置されていた。この際、ベランダでも「ENJOY HOME」を実践してみようと、ハーブを育て始めた。紫色のかわいらしい花が風に揺れるラベンダー。葉っぱから良い香りのするレモンバームとミント。現実逃避要素も否めないハードワークの合間の、いっときの癒しスポットとなった。

 

ふと周りに目をやると、向かいのマンションのベランダで何やらたなびくものがあることに気づく。それは紛れもなく「使い捨てマスク」。遠目にも、それが使い捨てだと分かるほど、軽やかに風に揺れている。しかも一軒ではなくあちらこちらで。
使い捨てマスクって、使ったら捨てるものだと思っていた私は、一瞬、思考停止になった。そして次に「なるほど」と合点がいく。実は、前々から不思議に思っていたのだ。世の中これだけマスク不足が続いているというのに、すれ違う人皆がマスクをしている。足りていないはずなのに・・・だ。
知り合いの医療関係者がこうも言っていた。マスクの表面(外気に触れる面)を素手で触ってはダメ。そこにウイルスが付着しているから。だからマスクの表面を手で触ると全く意味がない。ましてや、食事の後などに、表と裏を間違えて着けている人がいるが、これは全くの論外だと。

 

ベランダからの光景を反芻しながら、もしかして、使い捨てマスクを再利用せざるを得ない人たちが全国に結構いるのではないかと思った。そうすると、次に考えるのは、一体何のために私たちはマスクをしているのかということだ。感染しないため? 感染を広めないため? いや、そうではなく、もしかすると「世間体のため」なのではないか。
単に、見た目の問題でマスクを着用しているのであれば、それは、モラルというより、集団心理の問題ということになる。まさに、衆人環視。私の住む東京が特別そうなのかもしれないけれど、マスクをせずにうっかり外に出てしまうと、まるで人じゃないかのような白い目で見られる今の「空気」は明らかに異常だと感じる。職場や学校で起きる「いじめ」の構図と同じではないかとさえ思う。
マスクの色は白以外ダメだとする企業の記事を読んだ。その前後の話は分からないのでその記事について私は何も言えないけれど、マスクを着ける目的は何なのか、私たちは今一度立ち返る必要があるのではないかと思う。

 

オリパラ延期が発表される前日、「コロナと闘う応援村」を立ち上げた。これは、「応援村 OUENーMURA」が生まれた本来の目的を考えると当然の帰結だった。
私たち一人一人にできることは、ひょっとしたらコロナと闘えるほど大きくないかもしれない。直接的にコロナと闘えるものではないかもしれない。しかし、一人一人の力が束になれば、大きなうねりとなる。自分の力を、誰かに注ぐことで、それは間接的なコロナとの闘いになるかもしれない。そんな一人一人の「小さな応援」をサポートできるプラットフォームを構築したい。皆さんに寄り添う「応援村」を実施したい。そんな素朴な思いから始まった。

 

「コロナと闘う応援村」。優しく、そして力強いこの言葉は、松任谷正隆さんによる命名。言わずと知れたユーミンのご主人だ。
全国の自治体首長や行政職員だけではなく、応援村の精神が、今こうして各界へと広がっているのを肌で感じている。ただの公務員に過ぎない私が、このような一流の方々と出逢えていること自体が奇跡に近い。しかし、それは着実に、薫堂さんを始めとした皆さんの素朴な“思い”で、このリレーが繋がっていることを私は知っている。
このコラムをお読みくださった皆さんも、是非、このリレーのバトンを受け取って欲しい。

 

52日放送されたBSフジ『小山薫堂 東京会議』の「応援村キックオフ編(前編)」
https://www.bsfuji.tv/vod/koyama.html(一定期間、動画視聴できます)

写真(友人提供)

私の故郷・別府の海。海の透明度が格段に上がった。ひょっとすると、世界中の人々が活動を制限したことと関係があるのだろうか。

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いけ

いけ 別府生まれ・別府育ち。趣味は海鑑賞・ヨガ・寝ること。

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