前を向き、走り続ける勇気 [後編]AuB株式会社 代表取締役 鈴木 啓太さん
Release:2020.2.3

みんな、何かのアスリートに

鈴木さんのように全く違う分野にチャレンジしていく人も、この時代の中で多くなってきたと思うのですが、そういう方々にメッセージやアドバイスをお願いします

結局やりたいことをやるべきだと僕は思っています、人生って短いじゃないですか。そこでやりたくないことをやっている時間はないなと。やりたくないことも勿論出てくるとは思いますけど、その分自分のやりたいことに対して常に全体重をかけられるのではないでしょうか。そこで上手くいかなくてもまた次チャレンジすればいいですし、怖がらずに何でもやってほしいと思います。チャンスはいろんなところに広がっていますし、ただそこには強い想いがないと結構大変だと思います。事業をしていると色んなことが起こって、僕もすごく苦しい事も多いですけど、このためにやるんだと決意したからこそ続けられています。いいことばかりではないし大変なことも多い中で、だからこそ得られるものもある。チャレンジしたい人がいるのであれば、是非チャレンジするべきだと思いますね。人は弱くて、色んな逃げる理由を探してしまうと思うんですけど、そこは覚悟を持って飛び込むべきだと思います。

鈴木さんを動かす原動力は?嬉しいことも苦労もあると思うのですが

僕はやっぱりサッカー界に恩恵を受けていて、16年もプロでやらせてもらった、その恩返しをしたいという思いがあります。その時代を作ってくれた先人や、これからの未来を作っていくアスリート、それを取り巻く環境やファン、サポーター。応援してくれる人や家族、それからその地域の人々。その人たちのために何ができるんだろうと考えた結果が、アスリートの課題を解決するという所に辿り着きました。ファンの方々は、エンターテイメントとしてスタジアムを楽しみに来てくれますが、年を重ねたりすると足を運ぶのが大変になってくる人も多いと聞きました。だったら、この人たちにずっと健康でいてもらって自分の好きなチームを応援してもらえたら、もっとファンは増えていきますよね。アスリートたちが自分のためにやってきたコンディショニング方が、サポーターの健康に繋がっていくような世界を実現したいという想いが、サッカー界への恩返しにもなりますし、自分を動かす原動力になっていると感じています。

ZABでは令和2年、全国100万か所に地域の飲食やスポーツ体験・VRなど、住民や観光客に対するおもてなしを提供する「応援村 OUEN-MURA」プロジェクトを実施予定なんですよ。

アスリートと一般の人って、かけ離れている感覚があると思うので、その距離を近付けたいという思いが自分にはあります。アスリートは別の生き物ではないんだというのを、どうやって伝えていけばいいかなと。例えば、地元の選手ってやっぱり応援したくなるじゃないですか。それは地域として自分と近いからという話だと思うんですね。それが、地域だけでなく例えばそのアスリートの腸内細菌とか、コンディショニング作りという所で身近に感じてもらって、それが自分たちの健康にも繋がるんだと感じてもらえたら、アスリートを身近に感じるその1つの形になるのだと思いますね。サポーターの声が力になると言いますが、現役の頃に無観客試合を経験して本当に実感しました。やっぱりサポーターがいることで選手は突き動かされますし、逆にサポーターもライブエンターテイメントとして生で観ると同じ試合でも全く違う感覚があると思います。オンラインやオフラインであっても、アスリートもサポーターもお互いに会うことが必要だと思っています。

これから、会社としてや個人としての夢は?

基本的にはスポーツ界に貢献したい、サッカー界に恩返しをしたい、そして自分がサッカーチームの経営をしたい気持ちもあります。やっぱり働くとか生きるということは共感してもらう事、人に喜んでもらう事だと思っていて、それがより良い社会を実現していくのだと感じています。僕たちは、今までの先人に対しても敬意を払わないといけないし、これからの未来を作っていかないといけない、次世代に渡していかないといけない。その時に、自分は何ができるのかと考えると僕はスポーツ界で生きてきて、スポーツで関わって下さる人、日本や世界の人たちを健康にしたい、スポーツを世の中の人たちに知ってもらって、こんなに面白いものがあるということを体験してもらいたいと思っています。
そして世の中の人たちに、何かのアスリートになってもらいたいです。それは仕事でもいいし、主婦でもいいんです。例えば主婦の人たちだって子育てとかめちゃくちゃ大変だし、でもそれをやっていくためには健康じゃないといけないので。アスリートの生き方を一般の人たちに言葉や形を変えて、何か伝わっていければいいなと思っています。人は、本気で頑張った事は自分の中に残っているし、誰かの心にも残っているもの。自分には出来ないからとか、自分は一般人だからとかそういうことではなくて、誰でも何かのアスリートになる可能性を持っていると僕は信じています。
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鈴木さんのお話に思わず引き込まれてしまった貴重な時間。これまでの自身の経験を胸に、新たなステージへ突き進む勇気の裏にはたくさんの苦悩もあったと言います。それでもその姿を見せずに、人々に元気や活力を与え続ける彼の姿勢は、これからもたくさんの可能性を見出すことと思います。そして、ネクストステージへの挑戦を考えている人々の背中を押す存在になる、そう感じずにはいられない取材となりました。

interviewer:塩月 なつみ





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