本当に色んな移住者がいるので、自分の価値観が変わる街だと思います。世界的に有名な竹細工の作家、染色、陶器、ガラス細工、料理人など作り手が多く、その話は本当に興味深いです。その人たちとの出会いは本当に自分の財産だと思います。出版社の頃、取材で沢山の人たちに出会える事が楽しく嬉しかったんですけど、竹田にいた1年半の方がもっと出会いが多かったと思います。なぜ竹田に皆さんが集まるかという疑問は、まだ謎のままですけどね(笑)
では、これからやっていきたい事や夢は?
これまでの経験を踏まえて今があり、ライター業にも繋がっていると思っています。でも、何か1つのことで成し遂げたいという訳ではないんですよ。「TAGARI」というライター名も「見たがり聞きたがり知りたがり」という意味があるんですね。沢山のことに興味があるので、今でも時間があれば、竹田・ラムネ温泉の家族風呂の清掃バイトに行ったりしています(笑)でも、そうしているとそこのオリジナルグッズを作るためのデザインや、チラシの依頼とかを頂けて。そういう風に、人や時の流れに巻き込まれる人生も面白いかなと思っています。
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何事にもポジティブに行動する藤原さん。
「なんでも、楽しそうだなという思いだけで動いているような気がしますね。これをやったらネタになるなとか(笑)でも自ら動いているようで、誰かや何かに巻き込まれていっている感じなんですよ。」そう自己分析する藤原さんですが、それは誰かに、自分の何かを愛されなければ果たせないこと。周りの人を愛し、愛される理由を持つ彼女の進む行く先は、きっと沢山の人の笑顔に包まれているような気がします。